『流浪の月』名言集と「事実と真実は違う」のページは?

『流浪の月』名言集と「事実と真実は違う」のページは?

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原作小説『流浪の月(凪良ゆう著)』についてです。

本記事では、

  • 小説の名言集は?
  • 「事実と真実は違う」のページは?
  • 感想(ネタバレなし)

についてご紹介していきます。

ぜひご覧くださいませ。

原作小説『流浪の月』について

作品情報

作品名『流浪の月』
発売日2019/8/30
出版社東京創元社
ページ数314ページ
作者凪良ゆう
(原作小説『流浪の月』作品情報)
映画化作品

あらすじ・ストーリー紹介

主人公・更紗(さらさ)は幸せな家庭で育った。
――が、両親が消えたことで世界は一転。

叔母の家に預けられ、従弟の兄からは嫌がらせを受ける日々。

居場所がなく消えてしまいたいと切実に願っていたとき、更紗に声をかけたのは、妙な噂のある青年・史(ふみ)だった。

再び安息の地を手に入れる更紗。しかし警察沙汰になり、その日々も長くは続かなかった。

やがて15年の時を経て、偶然ふたりは出会い……。

『流浪の月』名言集

本

思いやりという余計なフィルターを通されて、ただ笑っただけで『無理をしているのではないか』、ただうつむいただけで『過去のトラウマがあるのではないか』という取扱注意のシールを貼られる。(家内更紗)

引用元:小説『流浪の月』│凪良ゆう

結婚って相手の価値が下がってくシステムなの。でもお金の価値は変わらないよ。(安西佳菜子)

引用元:小説『流浪の月』│凪良ゆう

子供が手に入らないお菓子の前で泣くのと同じ。もう大人の私ではなくことができず、ただ立ち尽くしている。(家内更紗)

引用元:小説『流浪の月』│凪良ゆう

本物なんてそうそう世の中に転がっていない。だから自分自分が手にしたものを愛と定めて、そこに殉じようと心を決める。それが結婚かもしれない。(家内更紗)

引用元:小説『流浪の月』│凪良ゆう

状況は糸でつながれたビーズのネックレスと同じで、一粒だけを取り出してネックレス全体を語ることはできない。始まりがどこで、終わりがどこかも分からない。(家内更紗)

引用元:小説『流浪の月』│凪良ゆう

大人になるにつれ、不器用になるわたしたち。

どこか一部分でも抜けていたら、今とは違う未来になっていたはず……。

映画『流浪の月』の名言おまけ

「人は見たいようにしか見てくれないのかもね」(家内更紗)

出典元:映画『流浪の月』│映画「流浪の月」制作委員会

因みに、上記のセリフが映画では「名言!」と話題となっています。

このセリフは、原作小説にはありません。映画オリジナルのものです。

「事実と真実は違う」のページは?

こちらが気になっている声も多かったので、ご紹介いたしました。
(媒体によっては、解説の2ページ目の可能性アリ)

映画の名言「人は見たいようにしか見てくれない」――に通じるものがありますね。

事実はひとつ、真実は人の数だけあります。

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小説(原作)『流浪の月』の感想(ネタバレなし)

重めのテーマではありますが、幸せな気持ちをくれる作品です。

――例え結婚していなくても、子供が産めなくても、それがなんだというのだろう?

肉欲や金銭欲に支配されない関係を築けたとき、人は本当の「安心できる居場所」を得られるのかもしれません。

わたしの感想文で全てを伝えることは難しいですが、苦しい物語の先にふとそのように思わせられたことが……とても心地よいです。

印象に残っている場面が多く、「愛とはなにか」考えさせられます。

読み手によっては、キャラ文芸としても刺さりそうだと個人的には思いました。

主人公たちが魅力的で可愛らしく、楽しめました。

因みに、凪良ゆうさんはBL(ボーイズラブ)でデビューした作家さんだそうですよ。

わたしは『美しい彼』という作品が好きです。
クラスのカースト下位・吃音もちのオタク気質の男子と、カースト上位・美しいカリスマ男子の恋愛物語です。

『美しい彼』を観るならプライムビデオがおすすめ!

『流浪の月』名言集と感想についてまとめ

今回は、映画の原作小説『流浪の月』についてまとめてみました。

もう一度まとめると、

  • 小説の名言集……6選ご紹介。
  • 映画の名言……「人は見たいようにしか見てくれないのかもね」。
  • 「事実と真実は違う」のページは?……本編終了後、吉田大助さんによる解説の1ページ目。

などという結果となりました。

世間からの評価も高く、自信をもっておすすめできる作品です。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

では、またどこかの作品でお会いしましょう。最後までご覧いただきりありがとうございました。

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白うさぎ

白うさぎ

趣味は読書と一人映画。 好きなジャンルは「アニメ・ファンタジー・サスペンス」です。シナリオライターの経験あり。