『トイ・ストーリー4』についてです。
ディズニー映画『トイストーリー4』は、ディズニー・ピクサーが贈る人気アニメシリーズの第4作目として、2019年に公開されました。ファンからの期待も大きかった一作です。
映画では、ウッディと仲間たちの新たな冒険が描かれ、シリーズの完結編としての役割を果たしています。
しかし、その結末が一部のファンや批評家から「ひどい」とされる理由があることをご存知でしょうか?
この記事では、『トイストーリー4』の結末がなぜ批判されるのか、その主な理由を詳しく解説していきます。
“結末が納得いかない”という批判の背景には、キャラクターの変化や感情的な描写の不足、テーマのずれが複雑に絡んでいます。
『トイストーリー4』作品情報
作品名 | 『トイ・ストーリー4』 |
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公開日 | 2019年7月12日 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 100分(1時間40分) |
監督 | ジョシュ・クーリー |
『トイストーリー4』の結末が納得いかないと言われる理由5選!
結末1:「ウッディのキャラクターアークの変化」が納得いかない
ウッディはシリーズを通じて、持ち主であるアンディやボニーに対する強い忠誠心を持っていました。
しかし、「トイ・ストーリー4」の結末では、自分自身の幸福を追求するためにボニーと別れ、新たな道を選びます。
この変化がファンにとって違和感を覚えるものであり、ウッディのキャラクターの一貫性に疑問を呈する声があります。
この選択は、一部のファンにとってウッディのキャラクターの一貫性を損なうものであると感じられています。
こうしたウッディの変化が、シリーズ全体で築かれてきたキャラクターの価値観との不一致を招き、ファンからは「本当にウッディらしい選択なのか?」という疑問が投げかけられています。
結末2:「アンディがかわいそう・前作の結末との整合性」が納得いかない
『トイ・ストーリー3』では、アンディとの別れが感動的に描かれましたが、『トイ・ストーリー4』ではアンディの想いがほとんど無視されているとの指摘があります。
前作『トイ・ストーリー3』では、アンディとの別れが感動的なクライマックスとして描かれ、多くの観客が涙を流しました。それに対して、『トイ・ストーリー4』では、その後のアンディとの感情的な結びつきがほとんど触れられず、あっさりとしたものになっています。
そのため、ファンは、前作の感情的な結末との整合性が取れていないと感じています。
「結末が納得いかない」という批判の一因となっています。
結末3:「ボニーとの関係の描写不足」で納得いかない
『トイ・ストーリー4』では、ボニーとの関係が十分に掘り下げられず、ウッディの選択がボニーへの冷淡な態度として受け取られることがあります。
『トイ・ストーリー4』では、ウッディがボニーと過ごす時間が描かれていますが、ウッディがボニーとの絆を深める描写が不足しており、彼の最終的な選択が納得いかないと感じる観客が多いです。
互いに冷淡に見えることもあり、彼らの感情的なつながりが十分に描かれていません。
新キャラクターであるフォーキーやダッキー&バニーなどが物語に追加されましたが、彼らとの関係が中心となるあまり、既存のキャラクターとの関係が薄れたと感じる人も多いです。
ウッディが新しいキャラクターとの関係を築く中で、これまでの仲間たちとの絆が軽視される形になり、それが「ひどい」とされる一因です。
ウッディがボニーと過ごす時間が短く、ボニーとの絆が深く掘り下げられないため、ウッディの最終的な決断・結末に納得いかないとする声が上がりました。
結末4:「ウッディとバズの別れや仲間たちとの関係性」が納得いかない
『トイ・ストーリー4』では、バズ・ライトイヤーとの別れについて批判もあります。
前作までのウッディとバズの深い絆が描かれなくなり、ウッディが最後にバズに別れを告げる場面もあっさりとしたものでした。
これにより、長年の友人関係に対する感情が軽視されていると感じるファンが多かったのです。
結末5:「観客の期待とのギャップ(テーマ・メッセージ)」で納得いかない
『トイ・ストーリー4』の結末では、自由や自己実現がテーマとして描かれていますが、これがシリーズ全体のテーマと矛盾していると感じる人がいます。
シリーズの過去作では仲間との絆や忠誠心が重要視されていましたが、今回の結末では個人の幸福追求が前面に出ており、「おもちゃのストーリー」に対する観客の期待とのギャップが生まれました。
また、ウッディの決断が「逃避」と受け取られる場合もあります。ウッディとボー・ピープの関係の急展開が要因です。
ウッディとボー・ピープの関係がこれまでのシリーズで十分に描かれていたわけではないため、その結末が唐突に感じられるのです。
また、結末でのメッセージがシリーズ全体のメッセージとどのように一致しているのかが明確でないため、観客が感じる違和感が増しています。
映画『トイストーリー4』の結末納得いかない理由についてまとめ
本記事ではなぜ『トイストーリー4』の結末が納得いかないと言われているのか解説してみました。
主な批判として、ウッディのキャラクターアークの変化、アンディとの感情的繋がりの断絶、ボニーとの関係の描写不足、そして結末のテーマとメッセージの解釈に関連しています。
ウッディが自己の幸福を追求する選択をすることで、おもちゃらしいキャラクターの一貫性が欠けると感じられています。
また、バズたち仲間との別れの描写があっさりとしており、前作までの絆が感じられない点が、熱心なファンたちからの批判される理由となりました。
一方で、観客の中には好評だという声もあります。
『トイストーリー4』はシリーズのファンや批評家から賛否が分かれる結果となりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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この記事を書いた人 Wrote this article
プティ
卵肌のライター。