映画『トップガン』シリーズについてです。
映画『トップガン』では、トム・クルーズが演じるマーヴェリック着用のフライトジャケットの背中にあるワッペン(パッチ)に注目が集まりました。
その後、映画『トップガン マーヴェリック』では、一時期、日本国旗と台湾国旗のワッペン消えたことで話題になりましたね。
……ということで本記事では、
- ワッペン(パッチ)の意味は?
- なぜ日本国旗や台湾が消えたのか?
- 海外の反応は?
について考察し、分かりやすくご紹介していきます。
ぜひご覧くださいませ。
映画『トップガン』作品情報
作品名 | 『トップガン』 |
---|---|
公開日 | 1986年5月16日(アメリカ) 1986年12月6日(日本) |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 110分(1時間50分) |
監督 | トニー・スコット |
キャスト | トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、アンソニー・エドワーズ、ヴァル・キルマーほか |
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ワッペン(パッチ)の日本国旗の意味は?
マーヴェリックが着用しているフライトジャケットの背中にある日本国旗などのワッペン(パッチ)は、「公式の記念パッチ」です。
1963年~1964年かけてアメリカ海軍のガルベストン (軽巡洋艦)が日本、台湾、西太平洋への巡航を記念したものです。4つの国旗が合わさったデザインのワッペン(パッチ)です。
ワッペンの下部には「USS Galveston(ユーエスエス ガルベストン)」の文字があるのがお分かりいただけると思います。
※USS……「United States Ship(米海軍の軍艦)」の略。
実際、ワッペン(パッチ)について、軍のパイロットが任務に従事した証や、滞在した地域などを示すワッペンをフライトジャケットに付けるのは一般的な慣習のようです。
ワッペン(パッチ)にはどんな種類がある?
ワッペン(パッチ)にはいくつか種類があり、
- 士気パッチ……士気を高めるためのもの
- 部隊章パッチ……軍の所属を示すためのもの
- 階級章パッチ……軍の階級を示すためのもの
などがあるようです。
ワッペン(パッチ)が、それぞれのフライトジャケットをオンリーワンに彩ります。
共通のワッペン(パッチ)があることで、会話のきっかけにもなるそうですよ。
“エモい”ですね。
なぜ日本国旗や台湾国旗がジャケットから消えた?ワッペン変更の背景は……
続編を楽しみにしていた視聴者の間で、
「映画『トップガン マーヴェリック』の予告編で、主人公マーヴェリックのフライトジャケットから、記念パッチの日本国旗が別のシンボルに置き換えられている!」
と話題になりました。
日本国旗が一時的に消えた理由として、“中国の映画市場に配慮したため”だと考えられています。
何故かというと、映画産業において、人口約14億人を誇る中国市場は非常に大きな収益源となっているからです。
2020年頃、ハリウッドが中国政府の顔色を窺って、映画の自主検問をしていたことが明らかになり、ニュースメディアで取り上げられたこともありました。
これにより、映画『トップガン マーヴェリック』においても、“自主検問”に引っ掛かった一例だと捉えることができるでしょう。
因みになぜ2国の国旗を消す必要があったのかといえば、中国は、台湾を自国の一部だと捉えているからです。
日中の関係も、領土問題などがあり、複雑です。
日本国旗のワッペン(パッチ)が再び復活した理由については公にされていませんが、日本国民からしたら嬉しいことですね。
映画『トップガン』のワッペンに対する海外の反応は?
最後に、海外の反応について簡単にご紹介します。
映画『トップガン マーヴェリック』予告版で、フライトジャケットから日本と台湾国旗が消えたことに対し、アメリカのネット掲示板では、悲しみの声がみられました。
日本でも話題となりましたが、日本国旗のワッペン復活すると喜びの声があがりました。
2022年に公開され、アメリカ、イギリス、日本、フランス、オーストラリアなど多くの国で大ヒットしました。
当時の報道によれば、台湾の映画のプレミアでは、歓声と拍手が起こったそうです。
一方、中国のネットユーザーの一部からは批判が起こったそう。中国での『トップガン マーヴェリック』の上映には至っていません。
映画『トップガン』のワッペン(日本国旗)についてまとめ
映画『トップガン』でマーヴェリックが身につけているフライトジャケットのワッペン(パッチ)についてまとめてみました。
最後にまとめると、
- 日本国旗のワッペン(パッチ)の意味は?
……「USS Galveston(ユーエスエス ガルベストン)」の記念パッチ。 - なぜ日本国旗や台湾国旗のワッペンが消えた?
……映画産業の巨大市場である中国に配慮したから。 - 海外の反応は?
……日本や台湾から喜びの声があがる。一方、中国からは一部批判の声あり、未だ上映には至っていない。
という結果となりました。
ご参考になりましたら幸いです。
またどこかの作品でお会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!