映画「トップガン マーヴェリック」なぜ敵機に日本の日の丸?敵国の正体は?

映画「トップガン マーヴェリック」なぜ敵機に日本の日の丸?敵国の正体は?

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映画『トップガン マーヴェリック』について、本記事では、

  • 敵機・第5世代戦闘機のデザインが日の丸に見えるけど、日本と戦っているの?
  • 敵国の正体・真相は?

の2点を徹底考察・解説!

敵機にある模様は日の丸ではありません。敵国の正体(モデル)は「ロシア・イラン」が有力です。

映画『トップガン マーヴェリック』作品情報

映画『トップガン マーヴェリック』チラシ
画像:映画『トップガン マーヴェリック』チラシ
作品名『トップガン マーヴェリック』
公開日日本:2022年5月27日
制作国アメリカ
上映時間131分(2時間11分)
監督ジョセフ・コシンスキー
主演トム・クルーズ
(映画『トップガン マーヴェリック』概要)

映画『トップガン マーヴェリック』の舞台(国)はアメリカ

映画『トップガン』シリーズの物語の舞台は、制作国であるアメリカです。

映画『トップガン マーヴェリック』の敵機は日本でも日の丸(日本国旗)でもない。

(素敵な模型の画像をお借りしました。)


「敵国が日本なのでは……」

と噂になる理由は、『トップガン マーヴェリック』に登場の第5世代戦闘機の翼のデザインが、速度を出して飛行することによって、遠目だと“赤い日の丸(日本国旗)”に見えるからです。

真実は、参考画像のように、敵機に実際に描かれている模様は、“日の丸”ではなく“鳥”のようなシンボルだということが分かります。

よって、『トップガン マーヴェリック』に登場する敵機は日本のものではないことが分かりました。

映画『トップガン マーヴェリック』の敵機の赤い鳥の由来・正体は「赤い星」

なぜかというと、『トップガン マーヴェリック』の敵機のデザインが、ロシア空軍の戦闘機「Su-57」とよく似ているからです。

ロシア空軍の戦闘機Su-57
出典元:「スホーイ設計局、054、スホーイ Su-57」 by アンナ・ズベレワはCC BY-SA 2.0のライセンスで提供されています。写真は [Wikimedia Commons]

Su-57の翼に赤い星のシンボルがあり、前作で敵機が「ミグ」と呼ばれていることが、戦闘機Su-57がモデルといわれている理由です(※後述)。

赤い星はロシアの国籍マークですよ。

ちなみに国籍マークとは、軍用機など所属する国を識別されるための標章です。
(赤い星…旧ソ連時代から使われてきた軍の象徴)

敵機の翼に描かれている赤い鳥のようなマークを紐解いてみると、日本の日の丸ではなく、戦闘機Su-57のシンボルが由来という説が濃厚です。

映画『トップガン マーヴェリック』の敵国の正体は「架空の国」

『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督は、敵国を明確にしない理由について、

「これはマーヴェリックの物語だから」

とコメントしています。

『トップガン』は戦争映画ではないため、敵国の正体は重要ではないということです。

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映画『トップガン』の敵国のモデルは「ロシア・イラン」が濃厚

敵国のモデル1:ロシア

ロシアをイメージしたマトリョーシカのイラスト

「MiG-28(ミグ28)」という名前は、1986年の映画『トップガン』に登場した架空の戦闘機です。

MiGという名前は、ロシア(旧ソビエト連邦)の航空機メーカー「ミコヤン・グレーヴィチ設計局」(Mikoyan-Gurevich)の戦闘機に付けられることが多いです。

例えば「MiG-29」や「MiG-21」など。

そのほか、

  • 『トップガン マーヴェリック』においても、第5世代戦闘機のデザインがロシアの次世代戦闘機Su-57に似ていると話題。
  • 映画『トップガン』が公開された1986年は冷戦時代

などの理由があげられます。

※冷戦(1947年頃~1991年頃)……第二次世界大戦終結後、アメリカ(資本主義)とソ連(社会主義)の間で起こった対立。戦火を伴わないため「冷戦」と呼ばれた。

※ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)……15ほどの社会主義共和国からなる連邦国家。そのうちのひとつにロシアがあった。

これらの理由から、『トップガン』の架空の敵国のイメージに近い国のひとつめは、ロシアです。

敵国のモデル2:イラン

イランをイメージしたナンとエラム庭園のイラスト

イランはロシア製の戦闘機を使用しています。

1979年のイラン革命前はアメリカから戦闘機を購入していましたが、革命を機にアメリカとの関係が変わり、ロシア製の戦闘機を使用するようになりました。

つまり、この背景から、ロシア製のデザインに似た敵機を使用している架空の敵国=イランが近いと捉えることもできます。

映画『トップガン』シリーズの撮影では、実際の敵機(Mig)は使用されていない

MiG-28は敵機と​​して登場しますが、実際の撮影にはアメリカ海軍の協力によりF-5Eが使用されました。

次世代戦闘機Su-57の代わりにはアメリカ軍の戦闘機F/A-18EやFスーパーホーネットなどが使用され、CGIも駆使されています。

映画『トップガン マーヴェリック』の敵機は日本なのか・敵国ついてまとめ

本記事では、映画『トップガン マーヴェリック』の敵機や敵国について考察・解説しました。

  • 敵機に日の丸(日本国旗)?……敵機には赤い鳥のようなシンボル。赤い星から着想を得た可能性が高い。
  • 敵国は日本なのか?……敵国は架空の国。
  • 敵国イメージに近い国はある?……ロシア・イランなど。

ゼロからインスピレーションを得ることは難しいため、これらの国々の歴史がインスピレーションを与えている可能性はあるでしょう。

ご参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

またどこかの作品でお会いしましょう。

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白うさぎ

白うさぎ

趣味は読書と一人映画。 好きなジャンルは「アニメ・ファンタジー・サスペンス」です。シナリオライターの経験あり。