映画『トップガン』のグースについてです。
グース(演:アンソニー・エドワーズ)は、マーヴェリック(演:トム・クルーズ)の相棒です。
訓練中の事故で亡くなってしまいましたね。そのシーンについて、疑問の声が多く寄せられています。
普段、戦闘機に馴染みがない身としては、よく分からないですよね。
「真相は一体――?!」
……ということで、本記事では、グースの死因について深掘りしていきたいと思います。
ぜひご覧くださいませ。
映画『トップガン』作品情報
作品名 | 『トップガン』 |
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公開日 | 1986年5月16日(アメリカ) 1986年12月6日(日本) |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 110分(1時間50分) |
監督 | トニー・スコット |
映画『トップガン』主な登場人物(キャスト)
- マーヴェリック役:トム・クルーズ
……本作の主人公。トップガンのパイロット。 - グース役:アンソニー・エドワーズ
……マーヴェリックの相棒。トップガンのパイロット。 - アイスマン役:ヴァル・キルマー
……マーヴェリックのライバル。トップガンのパイロット。 - チャーリー役:ケリー・マクギリス
……ヒロイン。マーヴェリックを指導する女性教官。
映画『トップガン』グースの死因は?
グースの直接の死因は「首の骨が折れた」ことによるものです。
映像だと後頭部を強打したのか、首の骨が折れたのか、死因の特定がしづらいですが、鼻血が出ているように見えることや、「ノベライズ(映画を小説化)」を参考にいたしました。
以下に、状況をネタバレ解説します。
訓練中の出来事です。
マーヴェリックとグースが戦闘機F-14トムキャットで飛行中、アイスマンとの接近時、ジェット後琉に巻き込まれます。
その結果、片方のエンジンが停止、スピン状態に陥りました。
マーヴェリックとグースは、墜落を免れるため、脱出を試みました。
前部座席にいたマーヴェリックはうまく脱出できましたが、後部座席のグースはキャノピー(コックピットを覆う窓)に激突してしまいます。
恐らく即死です。
ちなみに、F-14Aは左右のエンジンが離れた位置にあるため、スピンに陥りやすい構造となっているようですよ。
以上のことから、グースの死因は、
「ジェット後流に巻き込まれ、脱出時にキャノピーが正しく排除されず、強打して首を折ってしまった」
という不運な事故だったことが分かりました。
ジェット後流ってなに?
「ジェット後流」とは、エンジンからの排気ガスによる乱気流です。
「乱気流」とは、激しい不規則な気流です。
そして気流とは……(以下略)
ジェット後流はアイスマンがわざと仕組んだ?考察
ジェット後流の事故は、アイスマンのわざとではないと考えます。
アイスマンはトップガンで、マーヴェリックのライバルに相応しい人物です。そのような姑息な手段は使わないでしょう。
アイスマンは、その名の通り冷静で、ルールを無視して自由に飛ぶマーヴェリックとは対極の位置にいるパイロットです。
アイスマンの競争心が事故を引き起こした一因となった可能性はありますが、
わざわざ仲間の命の危険にさらすような真似はしないでしょう。
また、この事故はマーヴェリックのターニングポイントとなっており、これまでの自分を振り返る機会になっています。
劇中では誰も責任を追及されていませんが、強いていうなら、アイスマンのサポートに徹しなければならないマーヴェリックの高慢さに非があったように思えます。
だからこそマーヴェリックは自身を責めることになるのです。
同じ戦闘機に乗っていながら、自分だけが助かったという事実も罪悪感を助長します。
マーヴェリックに成長の機会を与えるためには、やはり、海軍につきまとう「不慮の事故」が最適だったのでしょう。
これらのことから、“アイスマンがわざと引き起こした事故ではない”という考察となりました。
映画『トップガン』グースの死因についてネタバレ感想
「え?死んだの?」
当時、わたしはグースの死があまりにもあっけなく、インパクトに欠けると感じていました。
グースは優しくてマーヴェリックにとって空気のような存在でした。そもそもキャラクターにインパクトがなかったというのもあります。
「グースの死因」をインパクトあるものにするならば、それこそアイスマンがわざと仕掛けた事故であったり、誰かを守るための自己犠牲などが思いつきます。
しかし何度も振り返っているうちに、理解が深まり、グースの死因はなんて深みのあるものなんだろうと思えました。
海軍や戦闘機に詳しい方が観たこの作品は解像度が違うのでしょうねぇ。。(汗)
映画は、知らない世界について知る切欠をくれます。
続編『トップガン マーヴェリック』はマーヴェリックとグースの息子の関係に切り込んでいます。
映画『トップガン』グースの死因やジェット後流についてまとめ
本記事では映画『トップガン』のグース死因について考察・解説しました。
- グースの死因……ジェット後流に巻き込まれ、脱出時にキャノピーに頭部を強打し、首が折れた。
- アイスマンがわざとジェット後流に巻き込んだのか……わざとではない。
グースの死因や原因については、訓練中に発生した不幸な事故によるものだということが分かりました。
ご参考になりましたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
またどこかの作品でお会いしましょう。