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実話ベースの華やかなミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン(原題: The Greatest Showman)』は、ショービジネスで成功を収めたPTバーナムの波乱万丈な人生を描いています。
この作品は伝記映画に留まりません。
この記事では、映画に関するよくある疑問・伝えたいメッセージを凡人なりに深堀りしていきます。
- 「りんご渡した人」について
- 「アンの障害」について
- 映画が伝えたいこと
映画『グレイテストショーマン』のストーリー・あらすじ紹介
引用元:映画『グレイテストショーマン』リーフレット妻と二人の娘を幸せにすることを願うバーナムは、オンリーワンの個性を持つ人々にスポットライトを当てた、誰も見たことが無い華やかなショーを思いつく。
世界中の観客を楽しませるためイギリスへ渡ったバーナムは、女王に謁見。そこで出会った奇跡の声を持つ美貌のオペラ歌手ジェニー・リンドと共にアメリカに戻り、全米を魅了するショーを繰り広げ、名士の仲間入りを果たす。
だが、彼の行く手には、これまで築き上げてきたものすべてを失いかねない波乱が待ち受けていた。
考察1:「りんご渡した人」について

りんご渡した人の障害は?
りんごを渡した人の障害の種類は「トリーチャー・コリンズ症候群」です。
「トリーチャー・コリンズ症候群」は、顔の骨がうまく成長しないことで、特に頬骨や下あごに異常が現れる遺伝性の病気です。
この病気の特徴として、顔の変形、呼吸障害・摂食障害・難聴などがあります。(個人差あり)
りんご渡した人のシーンの意味は?
仕事のヒントとなる!
りんごを渡したシーンは、P.T.バーナムが仕事の発想を得る重要なシーンです。
お腹が空いてパンを盗んでしまった幼少期のP.T.バーナムが、差し出してもらったりんごよりも彼女の顔の方に見とれてしまったのです。
その後大人になり、小人症の青年と出会ったことで「やはりつい見てしまう」ということを再認識するのでした。
りんご渡した人の優しさ
また、優しくしてくれたのは障害をもった女性だったというシーンでもあります。
マントを深くかぶり、全身を黒に包んでいることからも、彼女がひと目を避けて生きていることが伝わってきます。
周囲から差別されてきたために、他人の痛みを理解できるのでしょう。
考察2:アンの障害ってなに?

アンには身体的な障害はありませんが、生きていくうえで「人種差別」という障害がありました。
映画『グレイテスト・ショーマン』の舞台となった19世紀アメリカは、「奴隷制度」が廃止されて間もない時期です。
※奴隷制度……主にアフリカから連れてこられた人々が、自由や権利を奪われ、強制労働させられていた。
そのため黒人差別が根強く残っていました。
例えば肌の色が違うだけで使える施設が決まっていたり、少ない給料で大変な仕事をしなければいけなかったり、理由もなくリンチにあったりするなどです。
映画『グレイテスト・ショーマン』では、アンたち兄弟がP.T.バーナムの一員として申し込む際に「(観客に)嫌われないかな?」と心配したり、
その後、身分違いの恋愛に苦しんだりしていました。
映画『グレイテストショーマン』のサーカス団員一覧・障害の種類など
名前 | 障害の種類 | 役割 |
---|---|---|
ペテン王子 (P.T.バーナム) | ― | 興行師 |
フィリップ・カーライル | ― | 興行師 |
親指トム将軍 (チャールズ・ストラットン) | 小人症 | 馬乗り |
熊女 (レティ・ルッツ) | 多嚢胞性卵巣症候群 | ボーカル |
アン・ウィーラー | ― (人種差別) | 空中ブランコ |
W.D.ウィーラー | ― (人種差別) | 空中ブランコ |
全身入れ墨男 | ― | |
犬少年 | 多毛症 | |
世界一の巨漢 | ― (肥満) | |
アイルランドの巨人 (オー・クランシー) | 巨人症 | |
チャン&エン | 結合双生児 | |
? | アルビノ |
※熊女の障害の種類は「多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)」です。
この病気は、卵巣の中で卵子が正常に育たないことが原因で起こります。女性の約5~15%に発症するとされています。
ホルモンバランスの乱れにより、以下の症状が現れることがあります。
- 多毛症
- 肥満
- ニキビ
- 声が低くなる
- 血糖値上昇
- 生理周期の異常
- 乳房が小さくなる
- 筋肉量の増加
なお、これらの症状には個人差があり、レティ・ルッツの場合は多毛症の症状が色濃く出ていました。
考察3:映画『グレイテストショーマン』が伝えたいこと

本当に大切なものについて
映画『グレイテスト・ショーマン』では、光(称賛)を求めようとするあまりに大切なものを見失ってはならないという教訓を伝えてくれます。
P.T.バーナムは貧困のせいで、周囲の人々から相手にされず育ってきました。このことから金や地位などの亡者となっていくのです。
しかし幸せの本質はそこにありません。妻のいうように「あなたの大切な人に認められればそれでいい」のです。
ラスト、P.T.バーナムがサーカス団を手放しましたが、以前と変わらない笑顔がそこにありました。
幸せはすぐ傍にあったのです。
多様性について
また、多様性を認めることの大切さを伝えてくれます。
彼らは姿形違えど、同じように喜び、苦しみ、より人間らしさを持っていました。
映画『グレイテストショーマン』のネタバレ感想
やはり史実映画は味わい深いです。
P.T.バーナムは才能に溢れた人物だったのですね。借金や無一文でも果敢に挑み続けるのがスゴイと思ったし、統率力や企画力など含め、多才だったのだなぁと。
自分しか頼れない貧困時代、地位のせいで好きな人に近づけない苦しみ、娘に「本物じゃない」と言われバレエを諦めさせてしまった苦しみ、いろんなものが燃料となり彼を突き動かしていたのだろうなぁ。
「りんご渡した人」のシーンや、P.T.バーナムが成功を収めたあとに、妻の父親と和解できないシーンが印象的でした。あの眩しかった少年が、かつて当人が嫌っていた大人のように見えましたね。
父親が娘を送りだしたところでは、理解ある親に思えましたが、シナリオでは描ききれなかったひどい仕打ちがもっとあったのでしょうネ。
“あなたがいれば何もいらない、荒波に飛び込んでいく”、と妻に思わせるP.T.バーナムも、
そうして夫を支えて成功させるチャリティ・バーナムも、どちらも魅力にあふれた人物だったのだろうなと思いました。
気まずいシーン:なし
グロイシーン:なし
映画『グレイテストショーマン』の作品情報・キャスト
作品名 | 『グレイテスト・ショーマン (原題: The Greatest Showman)』 |
---|---|
公開日 | アメリカ:2017年12月20日 日本:2018年2月16日 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 105分(1時間45分) |
監督 | マイケル・グレイシー |
キャスト | ヒュー・ジャックマン(主演)、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン、ジェニー・リンド、キアラ・セトル ほか |
まとめ
映画『グレイテスト・ショーマン』は、夢を追う情熱と多様性を受け入れることの大切さを描いた作品で、今も多くの人に感動を与えています。
この記事では主に以下の3点について考察しました。
- 「りんご渡した人」について
- アンや仲間たちの障害について
- 映画『グレイテスト・ショーマン』が伝えたいこと
ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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左へ
おや、行き止まりです
この記事を書いた人 Wrote this article

白うさぎ
趣味は読書と一人映画。 好きなジャンルは「アニメ・ファンタジー・サスペンス」です。シナリオライターの経験あり。