映画『視線』最後の意味は?考察と解説&ネタバレ感想レビュー│ネトフリ

映画『視線』最後の意味は?考察と解説&ネタバレ感想レビュー│ネトフリ

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映画『視線(watcher)』についてです。

Netflix(ネトフリ)で配信の作品です。

  • 最後(ラストシーン)の意味
  • なにが起きていたのか
  • ネタバレ感想

などについてまとめてご紹介しています。

映画『視線』の作品情報

作品名『視線』(原題:watcher)
公開日2022年6月3日
制作国アメリカ
上映時間96分(1時間36分)
監督クロエ・オクノ
主演 ‎マイカ・モンロー
(映画『視線』概要)

映画『視線』の簡単なあらすじ

主人公・ジュリアは、夫の都合で見知らぬ土地へ越し、慣れない生活を送っていた。

ある日、向かいの建物の窓から誰かが覗いていることに気づく。地元で連続殺人事件の報道がされるなか、例の男性にストーカーされているのではないかと不安を募らせる――。

映画『視線』のキャスト・登場人物

  • マイカ・モンロー(ジュリア役):本作の主人公。元女優。
  • カール・グルスマン(フランシス役):ジュリアの旦那。
  • バーン・ゴーマン(ストーカー役):ジュリアの向かいの建物に住んでいる男性の住人。

映画『視線』の最後(ラスト)の意味【ネタバレ考察】

死の間際まで、ふたりはしっかり見つめあっていたところがポイントです。

考察1:主人公もストーカーであり、人殺し

ストーカーに反撃する主人公のイメージイラスト

ラストシーンで、旦那から見て「友人の部屋」に連れ込んで襲い掛かったのはどちらなのか判別がつかないという恐ろしさがあります。

旦那は主人公のことを「頭がおかしい……」と怪しんでいた節があったので尚更です。


最後、主人公が射殺したのは、反撃に出たからでした。

もしあのまま射殺していなければ、現場に視線を送っていた少女が次の被害者になるかもしれなかったので(途中、部屋から抜け出したのは少女の部屋に向かうため?)、勇敢でした。

しかし結果的に、客観的にみると、主人公はストーカー(男性も警察に相談している)かつ人殺しです。

考察2:「スパイダー」の正体(真犯人)はストーカーだった

夜街をうろつく犯人の人影

スパイダーには、「主人公女性と似たような年齢の女性を狙う・枕カバーを押し付ける・喉を切る・首が切れそうなほど深く切る」などの特徴がありました。

最後、ストーカーは主人公に対して同じ行動をとっています。

ちなみに、「気づいてほしい=視線が欲しい」という男性の想いが、首上をカットして持ち帰らせるのかなと想像しました。


一見、スパイダ―のせいにするためにその行為を模倣したという可能性もよぎりますが、主人公を襲ったのはスパイダーが既に捕まったあとなので逆効果です。

このことから、スパイダーとして捕まった男性は冤罪で、真犯人は男性(ストーカー)だといえるでしょう。

映画『視線』どういう意味?なにが起こっていたの?【解説】

隣の建物の窓から覗く怪しい人影

男(ストーカー)は、窓から他人の生活を覗くのが趣味でした。

1日つきっきりで父親の看病で手が離せないため、人づきあいもなく、それくらいしか楽しみをもてなかったのです。

そんなこんなで拗らせていたある日――。視線に気づいた主人公が、確認のために手を振ったことが災いし、互いに意識しはじめました。

男性は好意から、女性は恐怖心から。互いが互いに視線を送っていたのです。

映画『視線』のネタバレ感想レビュー

知らない土地・言語が分からないという状況が一層、恐怖を引き立てていましたね。

1日、父親の看病をしていたというエピソードから、男(ストーカー)も本来は良い人だったのだと思えます。介護に追い詰められて壊れてしまったのでしょうね……。

主人公も主人公で、見知らぬ土地で孤独に押し潰され、旦那に対し「もっと見てほしい」という気持ちがあったように思います。

人は波長が合う人同士で繋がるといいますから、男のほの暗い視線に気づいたのも、彼女の孤独がそうさせたのかもしれません。

地味に気になったのは、大きな窓にカーテンをつけないこと。夜に明かりをつけたら外からは丸見えですよね。彼女の部屋が狙いをつけられたのも必然に思えます。

皆さん、カーテンは忘れずにつけてくださいね。いつの間に視線を浴びているかもしれませんから……。

ちなみに監督は女性の方だそうです。もしかしたら似た経験があるのかなぁ、などとそんなことも気になりました。

映画『視線』の評価

個人的な評価もそんな感じです。
最後まで楽しく集中して観られたけれど、展開にパンチがあるかと言われればそうでもなく、感動作品というわけでもないので、一度観たら十分かな?と感じます。

しかしもし続編があるなら観たいです。

気まずいシーン:なし
グロいシーン:あり

映画『視線』最後の意味やネタバレ感想まとめ

今回はNetflix(ネトフリ)で配信中の映画『視線』について考察しました。

  • 最後(ラストシーン)の意味:主人公と男(ストーカー)が変わらない存在となった、立場が逆転した
  • どういう意味・なにが起きていたのか:お互い視線を送り合っていた。

ご参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

またどこかの作品でお会いしましょう!

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この記事を書いた人 Wrote this article

白うさぎ

白うさぎ

趣味は読書と一人映画。 好きなジャンルは「アニメ・ファンタジー・サスペンス」です。シナリオライターの経験あり。