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嶌伊織の封筒の中身(告発文)って一体なんだったんだろ?
投票、誰が誰に入れていたかも気になる!
この記事では、映画では説明がなかった部分や分かりづらかった部分について、原作も参考にしつつ解説しています。
原作者は浅倉秋成さん・映画監督は佐藤祐市さんです。
映画『六人の嘘つきな大学生』のあらすじ
引用元:映画『六人の嘘つきな大学生』公式サイト誰もが憧れるエンタテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。
最終選考まで勝ち残った6人の就活生に課せられたのは“6人でチームを作り上げ、
1か月後のグループディスカッションに臨むこと”だった。全員での内定獲得を夢見て万全の準備で選考を迎えた6人だったが…急な課題の変更が通達される。
「勝ち残るのは1人だけ。その1人は皆さんで決めてください」
会議室という密室で、共に戦う仲間から1つの席を奪い合うライバルになった6人に
追い打ちをかけるかのように6通の怪しい封筒が発見される。その中の1通を開けると…「――は人殺し」
そして次々と暴かれていく、6人の嘘と罪。誰もが疑心暗鬼になる異様な空気の中、
1人の犯人と1人の合格者を出す形で最終選考は幕を閉じる。悪夢の最終面接から8年が経ったある日、
スピラリンクスに1通の手紙が届くことである事実が発覚する。それは、<犯人の死>。
犯人が残したその手紙には、「犯人、――さんへ。」という告発めいた書き出しに続き、
あの日のすべてを覆す衝撃的な内容が記されていた。残された5人は、真犯人の存在をあぶりだすため、再びあの密室に集結することに…
嘘に次ぐ嘘の果てに明らかになる、 あの日の「真実」とは――
映画『六人の嘘つきな大学生』のキャスト・登場人物
- 赤楚衛二/波多野祥吾(はたのしょうご)……立教大学・経済学部の就活生。
- 浜辺美波/嶌衣織(しまいおり)……早稲大学・社会学部の就活生。
- 佐野勇斗/九賀蒼太(くがそうた)……慶応大学・総合政策学部の就活生。
- 西垣匠/袴田亮(はかまだりょう)……法政大学でスポーツと社会の関わりを学ぶ就活生。
- 山下美月/矢代つばさ(やしろつばさ)……明治大学で国際文化を学ぶ就活生。
- 倉悠貴/森久保公彦(もりくぼきみひこ)……一橋大学・社会学部社会学科の就活生。
映画『六人の嘘つきな大学生』の嶌衣織の封筒の中身は?ネタバレ解説
嶌伊織の封筒の中身は「実兄の告発」です。
当時、嶌伊織には歌手の兄がおり、兄は不注意で交通事故を起こしたうえに、薬物中毒で捕まりました。世間から嫌われていました。
映画『六人の嘘つきな大学生』で投票誰が誰に入れた?【ネタバレ考察】
久我 | 袴田 | 波多野 | 嶌 | 森久保 | 矢代 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1回目の投票 | 2 袴田・嶌 | 2 森久保・矢代 | 1 久我 | 1 波多野 | 0 | 0 |
2回目の投票 | 3 嶌・袴田?・矢代? | 1 森久保? | 1 波多野 | 1 久我? | ||
3回目の投票 | 1 嶌 | 2 久我?・袴田? | 2 波多野・森久保 | 1 矢代 | ||
4回目の投票 | 1 嶌 | 2 久我?・矢代? | 2 波多野・森久保? | 1 袴田 | ||
5回目の投票 | 5 久我・袴田 嶌・矢代・森久保 | 1 波多野 | ||||
6回目の投票 | 1 嶌 | 5 久我・袴田・波多野・矢代 森久保 | ||||
計 | 8 | 2 | 11 | 12 | 1 | 2 |
映画・原作では省略されている部分もあったので、参考程度に話の流れから予想してみました。
映画『六人の嘘つきな大学生』の犯人は?【ネタバレ解説】
犯人は久我です。
慕っている先輩が第二次予選で落とされてしまったことに対する、人事への復讐でした。
映画『六人の嘘つきな大学生』の最後の意味は?【ネタバレ考察】
「みんな素晴らしい人材だった」
という意味だと思います。それぞれが別の道で成功していたからです。
人事が優秀な人を見落としてしまうことがあるのは事実。そして選ばれた人が優秀なのも事実。
就活生に“自信をもって”というメッセージなのではないでしょうか。
映画『六人の嘘つきな大学生』と原作との違い
原作との大きな違いはとくに感じられませんでした。
出身大学について多少の違いがあります。たとえば、矢代の出身大学は原作では「お茶の水女子大学」なのですが、映画では「明治大学」と変更されています。
表現できる量が違う分、その他の要素も少しずつ上乗せされていると思います。たとえば、恋愛要素に関しても原作のほうが強めでした。
あとはラストに嶌がメンバーを集めますが、そのシーンは映画オリジナルです。
どちらも感動しました。
どちらも泣きましたが、読書のほうが泣きました。
気まずいシーン:なし。
グロいシーン:なし。
映画『六人の嘘つきな大学生』のネタバレ感想!クレイジーで面白い!
クレイジーなのに、リアル!
1度でも就活を経験したことがある人達には、刺さると思います。
六人が在籍している大学出身の人や、大企業で「グループ面接」を経験したことのある人達にはとくに。
皆さんお顔が良くて目の保養でした。“容姿の良さ”は多少は影響すると思うので、そういった点でもリアルでした。
波多野くんだけはかわいそうなラストでしたが、その他のメンバーはそれぞれ良い人生を歩めました。
波多野くんは心労がたたって病気になった可能性は多いにあり。あの日の負の遺産をひとり背負ったともいえそうですね。
気になったのは、「採用人数の途中変更」という点です。
途中で変更したのは、本当に急な変更だったのか?もしかしたら、計画的犯行だったのでは?と気になりました。
本来なら、森久保くんが封筒のいきさつを打ち明けたところで「こりゃえらいこっちゃ!」と、中止がかかっても良いと思うのですが……。
大企業が6人から1人にするのは不自然に思えますし、のちに「奇抜な採用方法をとってきたお陰で優秀な人材が……」という感じのことを社員も話していたからです。
白い封筒で、後ろ暗い過去のカミングアウトがなされていくなか、ディスカッションが中止にならないのは、面接官たちの好奇心は少しもなかったのか……とも疑ってしまいました。
採用側からすれば黒歴史がない人をとりたいのはあると思うので、そういった切実な思いもあったかもしれません。が、やはり、面接官もしょせん人間ですからっっ……
映画『六人の嘘つきな大学生』のネタバレ考察・解説・感想まとめ
この記事では映画『六人の嘘つきな大学生』について考察・解説しました。
「就活」は、ほとんどの人が一度は通る道です。ついつい感情移入してしまいますし、たいへん興味深い内容でした。
とても面白かったので、おススメしたい作品です。
最後までご覧いただきありがとうございました。