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今回はディズニー映画『リメンバー・ミー』についてです。
約6年間かけて制作された名作です。
本記事では、
「デラクルスのその後は?」
「伝えたいことは?」
について考察・解説していきます。
気になる方は、ぜひ最後までご覧くださいませ。
「リメンバーミー」の作品情報
作品名 | 『リメンバー・ミー』 |
---|---|
公開日 | アメリカ:2017/11/22 日本:2018/3/16 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 105分(1時間45分) |
監督 | リー・アンクリッチ |
主な登場人物/キャスト
- ミゲル/石橋陽彩
本作の主人公。ミュージシャンを夢見る少年。
ある日、死者の国に紛れ込んでしまう。 - ヘクター/藤木直人
死者の国の住人。マリーゴールドの橋を渡ることを夢みている。
ミゲルと死者の旅を共にする。 - エルネスト・デラクルス/橋本さとし
死者の国の住人。伝説のミュージシャン。人気者。
デラクルスのその後は?考察
デラクルスのその後は、ヘクターと立場が逆転すると思います。
何故なら、犯罪が公になったことで、デラクルスの熱心なファンの行動が変わるからです。
デラクルスの像には「忘れてやる」と書かれており、生者の国の人々からの顰蹙を買っている様子が描写されていましたね。
その結果、祭壇の写真は撤去され、多量にあったお供え物も消えることが予想されます。
つまり亡者の世界の住人であるデラクルスは、もうマリーゴールドの橋を渡ることはできません。
豪勢なパーティーも開けません。
その代わり、沢山の食べ物(お供え物)が届くのはヘクターになるでしょう。
そして、素晴らしい歌を披露してくれるはずです。
一方で、デラクルスが生きている人々から忘れられるかといえば違うと思います。
理由としては、「ヘクター」という人物を語るにはデラクルスの存在は必須だからです。
つまり今後は、悪役として語り継がれてしまうのです。
とても惨めですよね。
デラクルスのその後は、亡者の世界に縛られたまま、時には人々から罵られ、貧乏な生活を強いられるのでしょう。
まるで、ふたりの暮らしが逆転……!
ブイブイ言わせていたデラクルスにとって、最も惨めな結果になったように思えます。
デラクルスのその後……
ある意味、二度目の消滅よりつらいんじゃ……
「忘れてやる」の意味
因みに、なぜ「忘れてやる」だったのかといえば、
- 生者の国の誤解が溶けた(おそらくミゲルが伝えた)
- 名曲『リメンバーミー』にかけている
からです。
伝えたいことは?考察
- 「故人を忘れないこと・語り継ぐことの大切さ」
- 「生き方について」
伝えたい事1:「故人を忘れないこと・語り継ぐことの大切さ」
まず1つめの伝えたいことは、タイトル通り「忘れないで」というメッセージが込められていると思います。
亡者の世界=生きている人々の思念の象徴のようですね。
マリーゴールドの橋は、故人との絆でしょうか。
故人との記憶や思い出は、語り継かれていく限り消えません。人々の胸に生き続けるのです。
逆に、一人も覚えてくれる人がいなくなってしまった人物は、二度目の死を迎えます。
人はいつか亡くなりますが、それは永遠の別れではありません。
映画『リメンバーミー』では「生きていた頃の思い出」を語り継ぐことが大切だとされています。
わたしたちが忘れない限り、また会えるのでしょう。
劇中、故人が嬉しそうにお供え物に手をつける姿や、マリーゴールドの橋を渡る姿を見ると、ほっこりしますね。
伝えたい事2:「生き方について」
この世で「語り継がれること」は良いことばかりではありません。
例えばデラクルスのように、悪い行いも同様に語り継がれます。
事実、いまはネットが主流の時代、
何十年も前の出来事が、いまになって話題に出されたりしますね。
デジタルタトゥーという言葉があるように、一度アップされれば、リアルな情報がデータとして残ります。
影響力があるほど、後世まで語り継がれます。
それはまさに『リメンバー・ミー』の世界観そのものです。
ヘクターは、他界後に名誉を回復しました。
逆もしかり。
子孫にどのように語り継がれるか、はたまた忘れ去られるのか、
全てはそれぞれの生き方次第なのです。
わたしたちの生き方(とくに家族との接し方)について、見つめ直す機会を与えてくれているように思えます。
……今日から頑張ります!
「リメンバーミー」伝えたいこと・デラクルスのその後まとめ
今回は映画『リメンバー・ミー』についてまとめてみました。
考察したところ、
- デラクルスのその後は?……ヘクターと立場が逆転し、惨めな生活を送る。
- 伝えたいことは?……忘れないこと・語りづくことの大切さ・生き方について。
という結果となりました。
ご参考になりましたら幸いです。
では、またどこかの作品でお会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。