【矛盾】リメンバーミー│どうやって証明した？ヘクターなぜ消えない？など

ディズニー映画『リメンバー・ミー』についてです。

本記事では、本作に対して「矛盾！」と声が上がっている点について考察・解説しています。

• なぜミゲルは証明できたのか？
• なぜヘクター消えない？
• 死後の世界の矛盾(メッセージ性)について

もしご興味のある方はぜひご覧くださいませ。

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【リメンバーミー】作品情報

【リメンバーミー】主な登場人物/キャスト

• ミゲル/石橋陽彩
  本作の主人公。デラクルスに憧れ、ミュージシャンを夢見る少年。
  ある日、死者の国に紛れ込んでしまう。
• ヘクター/藤木直人
  死者の国の住人。マリーゴールドの橋を渡ることを夢みている。
  ひょんなことから、ミゲルと死者の旅を共にする。
• エルネスト・デラクルス/橋本さとし
  死者の国の住人。伝説のミュージシャン。
• ダンテ
  ミゲルに懐いている野良犬。
  ミゲルについて死者の国についていき、冒険を共にする。
• ミゲルの家族
  代々靴屋を営んでいる。音楽を禁止している。

【リメンバーミー】矛盾点について考察！

矛盾1：なぜミゲルは証明できたのか？

「ミゲルが僅か一年で、真実を証明できたのは何故？」という矛盾点です。

デラクレスがあれだけあからさまに嫌われているということは、決定的な証拠が出てきたに違いありません。

決め手となった証拠は、

• ギター(写真)
• 親族の証言
• ふたりの関係性
• 楽曲
• ドラマ

と考えられます。

デラクルスが持っていたギターは世界に一点ものです。

何故なら、デラクルスほどファンが多ければ、あちらこちらで同じデザインのギターを手にする人がいてもいいですが、いなかったからです。ミゲルがデラクルスのことを曾祖父だと思い込んだ理由もそれですね。

さらにミゲルは子どもなので、信用してもらうために家族の協力があったはずです。

写真や手紙からヘクターとデラクレスの関係性が明るみになり、ヘクターの死亡日あたりにデラクレスが毒を手に入れた記録があるか……など次々と捜査が及んだはず。

そして極めつけは、ヘクターが残した楽曲です。

「娘のココに送った手紙には、数々の名曲が書かれていました。リメンバー・ミーだけではありません。(ガイドの女性)」

引用元：映画『リメンバー・ミー』

デラクルスは作詞作曲の才能がなかったため、限られた曲でスターになり、その後ドラマなどに出演して活躍していました。

(ドラマのアイディアひとつとっても、ヘクターに依存していました。)

ヘクターの実家からは、リメンバー・ミーを含む名曲がゾロゾロと出てきたことで誤解が溶けたのだと思います。

家族の信じる心、ヘクターの才能が真実への道しるべとなったのでしょう。

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矛盾2：なぜヘクター消えない？

「ママココが亡くなっているのに、なぜヘクターが消えないの？」という矛盾点です。

これについては、

「ヘクターの生前の思い出が語り継がれればOK」

な訳です。

なので、ママココが家族たちに思い出して話した時点でヘクターは大丈夫になっていました。(ママココが亡くなっても問題はありません)

さらにミゲルがヘクターの写真を飾ったことで、マリーゴールドの橋を渡ることもできました。

矛盾3：死後の世界の矛盾(メッセージ性)について

「もしミゲルが亡者の世界に迷い込まなかったら(呪われなかったら)……」という矛盾点です。

なぜなら、もしミゲルが亡者の国に迷い込まなければ、“デラクルスは大スターのまま、ヘクターは家族と縁を切られて悲しいまま二度目のお別れを迎える”はずだったからです。

つまり、「やったもん勝ち」ともいえる側面も見えるのです。

なぜこうなったのかといえば、たとえば悪いことをして名声を得た人物が死後すぐに悲劇に見舞われても構わないですが、それだと映画としてはストーリー性に欠けるわけですね。

デラクレスとヘクターの部分を切り抜けば、ミゲルが呪われた部分までが運命と捉えることができ、

「たとえ悪いことをしてこの世を欺いても～…死後はこうなります」

というメッセージとなるため問題はなさそうです。

メッセージ性としても、後者のほうがより強烈なインパクトがあるのではないでしょうか。

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音楽禁止の理由は？

音楽禁止の理由は、音楽＝家族をバラバラにすると思いこんでいたためです。

ママココを除く家族全員が、ヘクターが家族を捨てて音楽をとったと勘違いしていました。
この説明は、映画の冒頭にありました。

ラストに、その誤解は解けました。

リメンバーミーの矛盾点について考察まとめ

今回は映画『リメンバーミー』の矛盾点についてまとめてみました。

• なぜミゲルは証明できたのか？
• なぜヘクター消えない？
• 死後の世界の矛盾について

ご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。