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ジブリ映画『天空の城ラピュタ』についてです。
スタジオジブリの第1作目です。宮崎駿監督初め、スタッフたちの熱い想いが込められています。
公開された国は14ヵ国以上。ジブリ作品のなかでも人気が高い作品です。
本記事では、
「伝えたいこと」
「ムスカの名台詞集」
についてご紹介しています。
どうぞご覧くださいませ。
映画『天空の城ラピュタ』の作品情報
作品名 | 『天空の城ラピュタ』 |
---|---|
上映時間 | 124分(2時間4分) |
映画公開日 | 1986年8月2日 |
制作国 | 日本 |
原作・監督・脚本 | 宮崎駿 |
音楽 | 久石譲 |
制作 | 高畑勲 |
制作会社 | STUDIO GHIBLI |
キャスト | 田中真弓(パズー)、よこざわけい子(シータ)、寺田農(ムスカ)、ドーラ(初井言榮) ほか |
興行収入 | 約11.6億円 |
映画『天空の城ラピュタ』の主題歌
主題歌:「君をのせて」(井上あずみ)
映画『天空の城ラピュタ』のあらすじ・ストーリー紹介
鉱山で見習い機械工として働く少年パズーと、ラピュタ帝国の話を秘めた飛行石のペンダントをもつ少女シータとの出会い。
そして二人の愛と友情を軸に、空中海賊、政府調査機関の男達、パズーの住むスラッグ渓谷の人々などが入り乱れて大冒険ドラマが展開される。
ほのかに想いを寄せている少女のたび重なる危機に、少年は必死で少女を助けようと努力する。そのひたむきな気持ちと冒険魂が観る人の心をうつ。
そしてラスト、やっとたどりついた<天空の城ラピュタ>には一体何があるのか。もの凄いスケールとスリルとサスペンスにつつまれたアッと驚く前代未聞のシーンが待っている。
映画『天空の城ラピュタ』が伝えたいことは?
伝えたいこと1:冒険(夢を追うこと)の素晴らしさ
まずひとつは、冒険(夢を追うこと)の素晴らしさについてです。
宮崎駿監督が、無類の飛行機好きなのは有名な話ですね。
「AERA(2014年10月13日号)」によれば、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』は、宮崎駿監督が小学生の頃に考えた作品だそうです。
「天空の城ラピュタ」の発案時の仮タイトルは「少年パズー・飛行石の謎」。
サブタイトルについては「空中城の虜」「空とぶ宝島」「飛行帝国」が検討されたとのだとか。
「天空の城ラピュタ」は、少年少女の冒険心が詰まっています。
パズーは財宝を手にしませんでしたが、鑑賞後の余韻は素晴らしいものです。
パズーが「幻の空島」を目指す過程で、多くの仲間と素晴らしい経験を得たからです。
冒険そのものに価値があるのです。
伝えたいこと2 :化学と平和
化学の進歩と平和についてです。
ラピュタの科学力は、人を救いも殺しもします。
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「なあ、女の子さん。その……、その石には強い力がある。
ワシは石ばかり相手に暮らしてきたからようわかるのだが……、力のある石は人を幸せにもするが、不幸を招くこともよーくあることなのじゃ。
ましてその石は人の手が作り出したもの。その……、気になってな」(石好きのおじいさん)
ラピュタの高度な科学=兵器を生み出す化学の象徴なのでしょう。
〈ラピュタの雷〉が地上に投下される様子は、第二次世界大戦に投下された〈原子爆弾〉を彷彿とさせます。
原子爆弾の別名は「ピカドン」です。
閃光の「ピカ」と、爆発音の「ドン」です。まるで雷のようですね。
映画では、滅びの呪文・「バルス」を唱え、「ラピュタ」を破壊することで平和が訪れます。
因みに、「バルス」はトルコ語で平和という意味があるそうですよ。
禁忌とされていた呪文なのに面白いですよね。
映画が公開されたのが1986年。
急激に進歩する世界へ、警戒を促していたのではないでしょうか。
――現在の日本は、先進国にも関わらず、自殺大国です。若者の死因の1位は自殺です。
真の平和は、わたしちが想像しないような方法で訪れるのかもしれませんね。
伝えたいこと3:環境破壊について
最後に、環境破壊についてです。
度々ジブリでとりあげられているテーマです。
例をあげると、「風の谷のナウシカ(1984)」「もののけ姫(1997)」「平成狸合戦ぽんぽこ(1994)」などがあります。
いつの時代も、文明の発展には自然破壊がつきものです。(そして環境問題により衰亡します。)
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「いまなら、なぜラピュタが滅びたのか、わたしよく分かる。
ゴンドラの谷の唄にあるの。土に芽を下ろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を唄おう。
どんなに恐ろしい武器をもっても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!」(シータ)
かつて“自動ロボット兵”を造り出せるほどの驚異的な技術を有していたという〈天空の城ラピュタ〉。
いくら文明が発達しようが、
兵士を動員して戦争に勝利しようが、
環境が破壊された先に待っているものは悲劇です。
映画では、人々が絶滅した島で、植物たちが粘り強く茂る様子や、自由に駆け回っている動物たちの姿が印象的。
彼らはうまくやっているようです。
活動を終えたロボット兵がコケが生やしている姿は、どこか切ない気持ちになります。
映画『天空の城ラピュタ』のムスカの名台詞集
ムスカは悪役だけれど人気のあるキャラです。
ムスカの執念は、死への恐怖すら打ち消してしまうようです。目標にまっしぐらなその姿勢は、いっそ清々しくもありますよね。
以下、ムスカの名言集です。
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「制服さんのわるいクセだ」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「流行りの服は嫌いですか」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「きみも男なら聞きわけたまえ」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「彼なら安心したまえ、あの石頭はわたしのより頑丈だよ」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「わたしは手荒なことはしたくないが、あの少年の運命はきみが握っているんだよ」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「怯えることはない。コイツははじめから死んでいる」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「上の城などガラクタに過ぎん。ラピュタの科学は、全てここに結晶しているのだ」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「きみのアホ面には、心底うんざりさせられる」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「見ろ、人がゴミのようだ!」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「どこへ行こうというのかね?」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「ひざまずけ、命乞いをしろ、小僧から石を取り戻せ!」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「3分待ってやる」
引用元:映画『天空の城ラピュタ』│STUDIO GHIBLI「目が……、目がぁ……!」
これら名台詞が、ムスカと共に愛されています。
最後に余談ですが、
ドーラは宮崎駿監督の母親をモデルにしているそうですよ。3人の息子たちが束になっても敵わない存在だったそう。
やけにアットホームなのはそのせいなのですね(笑)。
ドーラたちや、シータとパズー。敵対していた彼らが手をとりあうシーンは痺れます。
人生のなかで、彼らのような仲間と巡り会えたら最高ですね。
小説版『天空の城ラピュタ』には、映画版では分からない舞台設定や、前日談と後日談が描かれています。
DVDがあれば無敵です(いつでも観られます)。
『天空の城ラピュタ』伝えたいこと・ムスカの名言集まとめ
本記事では、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』についてまとめてみました。
- 伝えたいことは?……冒険(夢を追うこと)の素晴らしさ、化学と平和、環境破壊について。
- ムスカの名ゼリフ集……「見ろ、人がゴミのようだ!」「目が……、目がぁ……!」など。
以上の結果となりました。
大人になってから見返すと、当時と視点が代わり感慨深いものがあります。
最後までご覧いただきありがとうございました。