『ゴジラ-1.0』に登場する軍艦(戦艦)一覧!高雄・富士丸など名前は?

『ゴジラ-1.0』に登場する軍艦(戦艦)一覧!高雄・富士丸など名前は?

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映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』は、戦後間もない日本を舞台にした作品です。

突如現れたゴジラによって、国民はさらに追い詰められます。

絶望のなかで登場する軍艦たちは、圧倒的な存在感を放っていましたね。

本記事では、高雄をはじめとする「軍艦一覧(戦艦一覧)」についてまとめてご紹介します。(※一部画像あり)

映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』作品情報

作品名『ゴジラ-1.0』(ゴジラマイナスワン)
公開日2023年11月3日
制作国日本
上映時間125分(2時間5分)
監督山崎貴
キャスト神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、安藤サクラ ほか
(映画『ゴジラ-1.0』概要)

なぜ軍艦に「~丸」とつけるの?

日本の船に「〜丸」という言葉をつける由来にはいくつかの説がありますが、主な説は以下の通りです。

  1. 一人称の「麿(まろ)」が変化した説:
    犬や刀など大切なものにつけるようになり、やがて船も「~丸」をつけて人のように親しまれていました。
  2. 家や店の屋号につける「丸」に習った説:
    当時の屋号に習い、船の名前にも「~丸」をつけました。
  3. 「問丸」が所有する船を「~丸」と呼んだ説:
    当時、問屋のことを「問丸」と呼んでおり、問丸が所有する船を「~丸」と呼びました。
  4. 船を城に見立てた説:
    日本の城郭のくるわを「~丸」と呼んだことから、船にも「~丸」をつけました。

映画『ゴジラ-1.0』に登場する軍艦(戦艦)一覧は?

物語の舞台が1945年~1947年であることから、その期間に存在した軍艦についてご紹介します。

軍艦1:高雄(たかお)

名称(読み方)高雄(たかお)
由来高雄山
艦種重巡洋艦
所属第二艦隊・第四戦隊
竣工日1927年4月28日
排水量基準:13,400トン
(改装前:11,350トン)
全長203.76 m
出力130,000馬力
速力34ノット
乗員835名
(改装前:760名)
沈没日1946年10月27日
富士丸の概要

日本海軍の重巡洋艦「高雄(たかお)」は、1927年に誕生し、艦隊の主力として活躍しました。

最新の重装備が特徴で、主に太平洋ソロモン諸島やフィリピンでの作戦に従事しました。

被害を受けつつも修理を経て再び前線に復帰しましたが、戦況の悪化とともに活動の機会は減りました。

戦後イギリス海軍に引き渡され、マラッカ海峡にて自沈処分となりました。

軍艦2:富士丸(ふじまる)

名称(読み方)富士丸(ふじまる)
由来富士丸
艦種戦艦
所属横浜曳船所属
(※映画)
竣工日1894年8月1日
排水量常備:12,533トン
全長114.0m
出力13,500馬力
速力18.25ノット
乗員726名
解体日1948年
富士丸の概要

戦艦「富士丸(ふじまる)」は日本初の近代戦艦で、1896年にイギリスで進水し、1897年に誕生しました。

日露戦争で活躍し、日本海戦などに参加しました。

老朽化に伴い、海防艦、練習艦として運用されました。

1945年の横賀空襲で損傷を受け、戦後1948年に解体されました。

軍艦3:高栄丸(こうえいまる)

名称(読み方)高栄丸(こうえいまる)
由来船主である高千穂商船の頭文字
艦種貨物船
所属東洋汽船所属
(※映画)
竣工日1934年1月10日
排水量38,872トン
全長133.02m
出力4,200馬力
速力13.0ノット
乗員40名
解体日1962年5月4日
高栄丸の概要

貨物船『高栄丸(こうえいまる)』は、1934年に高千穂商船により誕生しました。1933年に進水、第二次世界大戦中には、日本海軍に機雷敷設艦として運用されました。

戦争と平和の両方で長く活躍した『高栄丸』は、突破の波に乗り続けてきた船です。

1962年の解体まで、海上での役割をまっとうしました。

軍艦4:日光丸(にっこうまる)

名称(読み方)日光丸(にっこうまる)
由来日本の地名
(※曖昧)
艦種特設巡洋艦
所属横浜曳船所属
(※映画)
竣工日1903年12月26日
排水量38,872トン
出力80,640馬力
速力25.1ノット
乗員200~300名
沈没日1945年4月
日光丸の概要

『日光丸(にっこうまる)』は、民間船として1903年に三菱長崎造船所で誕生しました。

一般の船として生まれた『日光丸』は、戦火の中の戦闘船へとその姿を変えていきました。

日露戦争において特設水雷母艦に改修され、仮装巡洋艦としても活躍しました。

しかし、1945年4月、敵の潜水艦から放たれた魚雷により、ついに海底へ沈んでいきました。

軍艦5:汐風丸(しおかぜまる)

名称(読み方)汐風丸(しおかぜまる)
由来海より吹き来る風
艦種駆逐艦
所属第一航空艦隊第四航空戦隊第3駆逐隊
(※大東亜戦争開戦時)
竣工日1921年7月29日
排水量基準:1,215トン
公試:1,345トン
出力38,500馬力
速力39ノット
乗員154名
沈没日1948年8月25日
汐風丸の概要

駆逐艦『汐風丸(しおかぜまる)』は、大日本帝国海軍の峯風型駆艦の8番艦として、1921年に誕生しました。

太平洋戦争では、船団や空母「龍驤」を護衛しながら、過酷な海を駆け巡り、中国沿岸での作戦やアリューシャン攻略作戦にも参加しました。

敵の潜水艦からの攻撃にさらされる船団を守り抜くなど、最後までその役割をまっとうしました。

1948年には福島県いわき市小名浜港で防波堤の一部として沈められました。

軍艦6:日向丸(ひゅうがまる)

名称(読み方)日向(ひゅうが)
由来宮崎県の旧国名
艦種戦艦
所属第一艦隊
竣工日1918年4月30日
乗員1,669名
解体日1947年7月
汐風丸の概要

戦艦『日向丸(ひゅうがまる)』は大日本帝国海軍の伊勢型戦艦で、第一次世界大戦後の1918年に誕生しました。

その後、時代の波に翻弄されつつ、2度の砲塔爆発事故を経験し、航空戦艦へ改修されました。

1945年に呉軍港空襲での空襲で大破着底し、その役目を終えました。

軍艦7:天佑丸(てんゆうまる)

※映画の舞台とされている1945年~1947年に存在していたかは定かでありません。

名称(読み方)天佑丸(てんゆうまる)
由来不明
艦種輸送船
所属不明
竣工日不明
乗員不明
解体日不明
天佑丸の概要

輸送船『天佑丸(てんゆうまる)』は幕末期に薩摩藩によって導入され、主に物資輸送や戦闘時に利用されました。

その後、南洋地域での日本の南洋地域の航行や経済活動支援のために利用されました。

軍艦8:吉祥丸(きっしょうまる)

※映画の舞台設定である1945年~1947年以前に沈没しています。

映画に登場する軍艦のモデルとなった可能性があります。

名称(読み方)第一吉祥丸(だいいちてんゆうまる)
由来不明
艦種徴用船
所属第四艦隊
竣工日不明
乗員不明
沈没日1944年3月
吉祥丸の概要

『第一吉祥丸(だいいちてんゆうまる)』は、主に物資の兵士たちの輸送などに利用されました。

戦況が厳しくなるにつれて軍事作戦にも加わりました。

1944年、クェゼリンの戦いをもって沈没し、その役目を終えました。

軍艦9:八坂丸(やさかまる)

※映画の舞台設定である1945年~1947年以前に沈没しています。

映画に登場する軍艦のモデルとなった可能性があります。

名称(読み方)八坂丸(やさかまる)
由来八坂神社
艦種貨客船
所属不明
竣工日1914年
乗員不明
沈没日1915年12月21日
八坂丸の概要

『八坂丸(やさかまる)』は、1914年に日本郵船によって誕生した大型客船です。

1915年の第一次世界大戦中。地中海を航っているところ、ドイツの潜水艦によって魚雷攻撃を受けて沈没するも、

乗組員の適切な誘導により、乗員乗客に被害はありませんでした。

その他の軍艦(戦艦)一覧

  • 哲遊丸(てつゆうまる)
  • 七海丸(ななみまる)
  • 美波丸(みなみまる)
  • 純成丸(じゅんせいまる)
  • わか丸
  • 天満丸
  • しょうせい丸
  • 平光丸(へいみつまる)
  • 釣華丸(ちょうかまる)
  • りょうせい丸
  • たら丸

※映画『ゴジラ-1.0』字幕参照

これらの軍艦について、詳細は不明です。

映画『ゴジラ-1.0』に登場する軍艦(戦艦)一覧まとめ

本記事では映画『ゴジラ-1.0』に軍艦一覧についてまとめ、ご紹介しました。

今回、確認できた歴史上の軍艦(戦艦)は、

  1. 高雄丸(たかおまる)
  2. 富士丸(ふじまる)
  3. 高栄丸(こうえいまる)
  4. 日光丸(にっこうまる)
  5. 汐風丸(しおかぜまる)
  6. 日向丸(ひゅうがまる)
  7. 天佑丸(てんゆうまる)
  8. 吉祥丸(きっしょうまる)
  9. 八坂丸(やさかまる)

などがありました。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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兵隊

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ライター。趣味は旅行。カメラのレンズはツルツル。