映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』についてです。
映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』作品情報
作品名 | 『ゴジラ-1.0』(ゴジラマイナスワン) |
---|---|
公開日 | 2023年12月1日/アメリカ 2023年11月3日/日本 |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 125分(2時間5分) |
監督 | 山崎貴 |
- 第96回アカデミー賞において、日本初の「映画資格賞」を受賞。
映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』の主な登場人物・キャスト
- 敷島 浩一(しきしま こういち):神木隆之介……本作の主人公。
- 大石 典子(おおいし のりこ):浜辺美波……ヒロイン。
- 明子(あきこ):永谷咲笑……典子の連れ子。
- 太田 澄子(おおた すみこ):安藤サクラ……敷島の近所に住む女性。
- 水島 四郎(みずしま しろう):山田裕貴
- 野田 健治(のだ けんじ):吉岡秀隆
- 秋津 淸治(あきつ せいじ):佐々木蔵之介
タイトル『ゴジラ-1.0』の「-1.0(マイナスワン)」の意味は?
タイトル『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』は、
「戦後の“無”の状態からさらに、ゴジラの出現で“-1(マイナスワン)”に追い込まれる」
という意味があるそうですよ。
最後、典子に現れた首の痣の意味は?考察
最後の痣(あざ)は「G細胞(ゴジラ細胞)」が体内に取り込まれたという意味です。(監督のコメントより)
典子は、銀座へのゴジラの襲撃によって、凄まじい威力でふっ飛ばされてしまいました。
正直、あの状態で生き延びているのはあり得ない……と殆どの方が感じたのではないでしょうか?
しかも、ほぼ無傷(?)。
かくいう山崎貴監督自身も、“あの状況で典子が生き残るという結末”に疑問を覚え、最後の最後に手を加えた……という裏話があるそうですよ。(笑)
G細胞(ゴジラ細胞)とはなにか?
G細胞(ゴジラ細胞)には、「驚異的な再生力」があると思われます。
過去のゴジラシリーズでもそのように取り扱われており、本作でも、ゴジラの驚異的な再生力がアピールされているシーンがありました。
典子は本来なら亡くなっていたところ、ゴジラ細胞のお陰で一命をとりとめたといえます(感動)。
冒頭で、主人公もゴジラ細胞を取り組んでいる可能性もありそうですね。
なぜ典子と敷島は夫婦じゃダメだったのか?考察
おそらく、「特攻隊の覚悟」「主人公・敷島浩一の成長」を描くためと思われます。
1.特攻隊の心理・覚悟を描写するため
冒頭で腰抜けだった敷島が、なぜ勇敢になったのかといえば、「典子」との出会いがあったからです。
かつての「特攻隊」も、本来なら生きて帰りたかったはず。それでも従ったのは、守りたい存在があったからにすぎません。
冒頭の敷島にはそれがありませんでしたが、典子を通じて変化します。
怖れよりも「敵討ち」「子の未来」にかける想いが上回った瞬間なのでしょう。
2.主人公の成長を描写するため
わだつみ作戦の前、「脱出装置」が仕掛けられていることを知らされた敷島が、
秋津から「明子の元へ帰れよ」と言われたとき、スルーしています。
それは、“脱出が100パーセント成功するとは限らない”――と主人公が理解していることを示しています。
曖昧な約束はしたくなかったのでしょう。
そして、見事「特攻」をやってのけたのだ。
素晴らしい成長ぶりですね…!
やったか?考察
典子と敷島のふたりは、夜の営みをやったのでしょうか?
正直、本作を観るだけでは、なんともいえないところですが、
それぞれの可能性について考察してみました。
1:やってない場合
- 敷島は典子に「赤子を拾えるほどお金ないだろ!」と叱っていた。
- 「自分のなかで戦争が終わってないから」という理由で、典子を妻に迎えるのを避けていた。
確実な避妊方法はないし、子が増えればさらにお金がかかります。
これらのことから、やってないといえそうです。
もし、やることだけやっていたら、印象としては“マイナスワン”になりかねません。
やってない場合
- ふたりは相思相愛だった。
- 人間は危機的状態になると子孫を残そうとする。
- 銀座の街中で逃げるシーンは、典子がお腹を押さえているようにも見える。
とはいえ、本能を抑えきれずやったかもしれないですよね。
もし赤子がお腹にいたとすれば、ゴジラ細胞の影響を受けた子が産まれてくるのでしょう。
そうでない場合は、典子自身がゴジラ細胞により苦しむことになりそうです。
敷島も葛藤で苦しむことになります。
尾を引く結末となりましたね(興奮)。
映画『ゴジラ-1.0』最後の典子の痣(あざ)について考察まとめ
本記事では映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』について考察し、ご紹介しました。
もう一度まとめると、
- 最後の典子の痣(あざ)
……ドラゴン細胞。 - ドラゴン細胞(G細胞)とはなにか
……再生力がある。 - なぜ夫婦じゃなかったのか
……「特攻隊の覚悟」「主人公の成長」を描写するため。 - やったか
……なんともいえないが、やっていない可能性のほうが高いと考察。
となりました。
典子が生還して嬉しい反面、その後を考えるとホッとしてもいられないですね。
もし続きがあるなら目が離せません。
またどこかの作品でお会いできれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
どうぞゴジラにはお気をつけて。