『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主人公の性格が嫌い・うざいと話題!理由を徹底解説

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主人公の性格が嫌い・うざいと話題!理由を徹底解説

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映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主人公、なんだかモヤっとする…そう感じたことはありませんか?

この記事では、SNSで話題になった主人公・百合の性格を中心に、“嫌い・うざい”と感じる人が多い理由を、具体的なシーンとともにわかりやすく解説します。
さらに、なぜ彼女がそう描かれたのか、物語の背景からも核心に迫ります。

「そうそう、それそれ!」と共感してもらえたり、新しい気づきがあれば嬉しいです。

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映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主人公の性格が嫌い・うざいといわれる理由【徹底解説】

  1. 主人公(百合)は“空気が読めない”言動が多すぎる。
  2. 恵まれているのに不満ばかり?“グレた性格”に共感できない。
  3. 助けられても感謝ゼロ?主人公の態度にイライラする理由。

1:主人公・百合は“空気が読めない”言動が多すぎる

まずは、多くの方が気になったであろう、主人公のあのセリフ――。

このセリフは、物語のなかで幾度となく繰り返されます。
とくに幼い家なき子に対し、「日本は負けるの」と言い放つ場面で驚いた人も多いのでは。

もし主人公が“未来人”ということを明かしたうえで伝えたり、終戦日もセットで伝えたのであれば、スピリチュアルな雰囲気や同情の対象になったと思います。

しかし実際には何の説明もないため、単に日本国民の気持ちを挫く行為になってしまいました。


さらに、「無理やり特攻にさせられたんじゃないの?」など、特攻隊に志願した青年らの誇りをないがしろにするような発言も目立ちました。

――こうなると、観客としても「うざい、イライラする」と感じてしまうのも無理はありません。

主人公は空気が読めないのもありますが、優しさが足りないように見えるため、モヤッてしまうのでしょう。

2:恵まれているのに不満ばかり?“グレた性格”に共感できない

“主人公(百合)の性格が嫌い”――そんな声が多いです。

まず、第一印象が良くありません。なぜなら、朝から晩まで働いている母親に対して、「魚くさい!」と怒ったり、善良な亡くなり方をした父親のことを責めているからです。

仮にもし、主人公の両親がネグレクトであれば、グレてしまうのも分かりますが……、
生前の父親はまともで、母親に至っても朝から晩まで働き詰め。「大学の費用貯めているから進学しなさい……」と背中を押してくれる存在です。

スマホだって最新の機種。優しそうな友人もいます。

もしラストで、「母親に頼らず、奨学金で進学する!」と決意を新たにしていれば、主人公の成長として受け取れたでしょうし、感動すら呼んだかもしれません。

ですが、そういった締めもなく、全体的に「他人任せ」「自分はかわいそう」的な性格にみえてしまうところが、読者にとって共感しにくい要素となっています。

母親が「反抗期で……」など先生に告げるシーンがあればまた印象も違ったかもしれませんね。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』ツッコミどころまとめ

3:助けられても感謝ゼロ?主人公・百合の態度にイライラする理由

主人公は、タイムスリップしたあと、生死にかかわる危ないところを助けてもらいましたが、いまいち感謝が伝わってきません。

例えば、

  • 鶴屋食堂の女将・ツルさんに、最初に食事を分け与えてもらえたとき
  • お風呂に入れてもらったときも
  • 仕事を与えてもらい、家に置いてもらうことになったとき
  • 空襲時に助けてもらったとき

など、いずれも「ありがとう」とお礼を告げることはありませんでした。

彰にかき氷をおごってもらう際にも、お礼より「めろんやいちごはないんだ……」と呟きます。

感謝や喜びの表現が少なく、全体的にリアクションが薄く感じられるのも、もやもや、イライラするポイントとなっているでしょう。

主人公(百合)の性格が嫌い・うざい理由はこれだった!

なぜ主人公・百合は“空気の読めない”ストレートな性格なのか?

主人公・百合の性格に対して「空気が読めない」「うざい」といった声が多く上がっていますが、あえてストレートに物を言うキャラクターに設定されたのには、物語上の大きな理由があると考えられます。

それは、戦時中の若者たち、特に特攻隊の青年たちとの“価値観のぶつかり合い”を描くためです。

未来から来た百合は、「戦争は負ける」「死んじゃダメ」という真実と願いを、何の遠慮もなくぶつけます。
それに対して、戦時中を生きる若者たちは、「国のために死ぬのが名誉だ」と教えられ、それを信じて前を向いている。

この正反対の思想を描くには、百合がもし遠慮がちで控えめな性格だった場合、衝突は生まれにくく、物語も薄まってしまいます。
むしろ、観客の心に強く残るためには、ぶっきらぼうでも、ズケズケと意見を言える主人公が必要だったとも言えるでしょう。

つまり、百合の“うざく見える”性格は、
「未来を知る者」と「戦時を生きる者」がぶつかり合い、
“命の価値”や“希望”を問うための必須要素だったのかもしれません。

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原作では主人公・百合は中学生

そう聞いて、「なるほど、だからあの空気の読めなさだったのかも……」と感じた方も多いのではないでしょうか。

中学生ならではの未熟さ――思ったことをすぐに口にしたり、自分の価値観を絶対視したり――が、「あどけなさ」や「青さ」として受け取られ、むしろ微笑ましい印象を与えた可能性もあります。

少なくとも、女子高生よりは擁護欲を搔き立てられること間違いなしです。

どちらにせよ、“日本は戦争は負ける。まもなく終戦するのは事実で決まっているから、これ以上誰にも死んでほしくない”――という、主人公の切実な願いだったのでしょう。

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中学生だとしても、主人公(百合)の性格はうざかった!

ちなみに、小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』についてSNSで情報をチェックしてみたところ、主人公(百合)は中学生だとしても、うざいと受け取れる性格のようです。

ただし、表現の幅や量が増える分、主人公への理解を深めやすそうですね。

小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、100万部を超える大ヒット作です。

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映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主人公の性格が嫌い・うざい理由まとめ

今回は映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主人公の性格が「嫌い・うざい・イライラする」などといわれる理由についてまとめて解説してみました。

未来から来たという特殊な立場があるにせよ、空気の読めない発言や、助けられても感謝を示さない態度、そしてやや被害者意識が強い性格など、共感を得にくい描写が目立ちました。

とはいえ、逆にいえば、主人公をそのような性格に演出することで、特攻隊員や勤労学生、女将など「周囲の人々の煌めき」が際立ったかもしれません。

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白うさぎ

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趣味は読書と一人映画。好きなジャンルは「アニメ・ファンタジー・サスペンス」です。